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センス&ボイスのブログ(NO.327)


2016/10/15 普通に話すためのボイストレーニング

 

話し声や歌い方のレッスンを積み重ねていくと、どうしてもその声の出し方について必要以上に意識してしまいます。

つまり、良い声を出そうとするのです。そのため話しをしたり、歌を歌ったりする時に構えてしまい、普段の声とは全く違う発声の仕方で声を出してしまいます。それが良くも悪くもその時には必ず "声" そのものに意識が向いてしまうので、肝心の言葉や歌の内容が蔑ろ(ないがしろ)になってしまいます。

普段普通に会話をしている時には、伝えようとする言葉をそのまま自然に相手に伝えています。ところが 「良い声で」 と、そこだけに意識が行ってしまうと、伝わりや感情のないあまり良くない声になってしまいます。

良い声の評価というものは総合評価でしかも人や環境によっても違ってくるものです。お寿司屋さんのご主人の声やレストランの店員さんの声、オペラや浪花節、それぞれに、求められる良い声の基準があります。そのため一つの発声だけを捕まえて良い声だとする判断は正しくないものになってしまいます。しかしこの中で共通するものは、いかに相手に良い印象を持ってもらうかなのです。

お芝居では 「芝居とは普通を演じるもの」 だと言われています。いかにも演じておりますの演技では自然ではなくなり、不自然で伝わらないものになってしまいます。つまり普通がしっかりしていなければよい芝居は出来ないと言う事になります。

普通という事これは、話したり歌ったり、声を出そうとする意識がなく、自然に良い声が出るようにすることで、そのためには無理に声を出そうとしない事なのです。

もともと話したり歌ったりするという行為は、両者とも自然な気持ちの表れから普通に表現してきたものでした。伝えたいと思う強い気持ちが言葉や歌になっていたのです。つまり上手に表現しようとするのではなくて、このことを伝えたいとする真っすぐな気持ちからなのです。その気持ちを普通に表現していたのです。

ボイストレーニングを進めて行く中で、もっとも難しいのがこの 「普通と自然」 を表現する方法です。これは進路の途上でできるようにするのはなかなか困難な事ですが、発声のための正しい基本の知識や感覚を理解し身につけ、さらに繰り返しの練習によって得ることのできるものでもあるのです。もともと当たり前であった 「普通と自然」 の表現の方法を、しかもレッスンによって学び、身につけなければならなくなっているのは現在人の悲しい一面なのかもしれません。

良い声、上手な歌の根本には、自分の気持ちが反映しています。日本の現在社会においては声を自然に発声する(腹式呼吸の息を使って声を出す)事も上手くできなくなっています。これは本来自然にできていなければならない事の一つでもあるので、まずこの事をできるようにして、今伝えたい気持ちがそのまま相手に伝えられるように、そして意識をした声と自然な声との出方の違いを一緒に認識しながらボイストレーニングを進めていきましょう。

 

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