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センス&ボイスのブログ(NO.249)


2015/08/01 鼻腔共鳴(上咽頭腔との関係)

 

前ブログ "(NO.248)頭部共鳴" のつづきです。

上咽頭腔の共鳴を少なくして、鼻腔の共鳴を多くすると。いわゆる "鼻声" になります。これは病理学的には口蓋帆が口頭上部に密着しないで、呼気が鼻腔からだけで出てしまう音声のことを "鼻声" と呼んでいます。この "鼻声" は "上咽頭腔を使用した鼻音化の音声" とははっきり区別されないとなりません。

上咽頭腔や鼻腔の変化も、すべて口蓋帆によって行われます。歌唱時における良好な鼻音とは、次の方法で発せられます。

口蓋帆の前方(上顎の硬口蓋に近い口蓋帆のつけ根の部分)を、適当に緊張させるとともに、後方の口蓋垂の部分も、適当にゆるめて、お互いのバランスをよく保ちながら歌唱すれば良いのです。適当に鼻音化された音声を発する時の鼻腔は非常に狭くなります。これに反して、肺臓内の呼気圧が外部に出るときは、狭い鼻腔を一挙に出ていく関係上、鼻腔内の共鳴度が増強されることは、物理的原理からみても当然なことになるのです。

ことに音域が高まるにつれてこの現象はいちじるしくなり、その結果音色は輝くばかりになります。(しかしこの発声作用は、必ずしも呼気圧と鼻腔だけの関係によるものだけではなく、腰筋、背筋をはじめ胸筋、腹筋などのあらゆるボディーの筋肉による共鳴作動が大きく作用していることも知っておかないといけません。)

よく声の美しい人の中には、鼻腔共鳴だけを考えるあまり、その後の高音域のある音になると、決まって声がひっくり返ってしまう人を見かけることがありますが、そのようなことは、鼻腔共鳴だけにこだわりすぎて、大事なボディーの諸筋肉の作用による支えを失ったがためにおこる一種の共鳴がアンバランスになっているという現象なのです。

この傾向はとくに初心者の人に多くみられるというのは、残念ながらまだボディー共鳴が完全にマスターされていないという証拠になってしまうのです。

また副鼻腔は、直接には共鳴作用に関係がないようです。

つづく・・・

 

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